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人は何に重きを置いて生きるべきかについて

      2019/08/09

「よく聞け、
金を残して死ぬ者は下だ。
仕事を残して死ぬ者は中だ。
人を残して死ぬ者は上だ。
よく覚えておけ」

明治~昭和初期の医師・官僚・政治家、後藤新平の名言です。

国家や社会、企業において永続的に存続、発展をしていくためには将来を担う人材の育成が重要です。
しかし、一企業においても、本来であれば育成を行う立場であるものが、自らの保身に走るあまり業務や権限の移譲、継承を進めないということがよくあります。

育成する側の人間である上司、先輩でも幾つかの種類があるかと思います。

①自分以外を信用できず、他者に仕事を任せられない人

②最大の成果を求めるため、下に任せず自らあたる人

③育成のために敢えて下に任せ、適宜アドバイス(最悪の場合は「指示」)を出す人

④育成優先で、過度の成果を求めずに一切を下に任せる人

これらは上司・先輩が有能であるという前提です。



私の勝手なイメージですが、後藤新平については④のタイプではないかと思っています。

①~③の上司・先輩はこのプロジェクトを100%失敗に終わらせるつもりはありません。

④については、プロジェクト自体が失敗に終わってしまう可能性も十分に考えられますし、一見すると無責任だという見方もあるでしょう。但し、育成という面においては最も効果的であり、成長が早いのは間違いありません。尚、このタイプの上司や先輩はプロジェクトを任せた部下や後輩が失敗をしてしまったとしても自分が責任を取るつもりでいるでしょう。また、失敗を経験することによって得ることの重要性を強く認識している人だとも思います。

但し、こと企業においては収益を上げることが前提にあるので、④については100%正解だとは思いません。

プロジェクト毎にバランス良く③と④を組み合わせながら、育成を進められる上司や先輩が理想的ではないでしょうか。

今後は職場だけに限らず、これからを担う子供たちの成長も含めて、より育成というものに重きを置いて生きていきたいと思います。

 

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