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絶景!知内町「重内展望台」から望む重内平野と荘厳な「重内神社」

   


5月17日早朝。

春なのに朝靄が立ち、現実世界との間に一枚膜が張られたような感覚、そして全ての音が吸い取られてしまったかのように静まり返る境内。

まだ人々の営みが始まる前の時間帯、我々は少し世界との距離を感じながら鳥居の前に立ち、遥か上方まで続く石段を見上げていました。

 

重内神社と重内展望台

この日、我々が訪れたのは知内町の「重内神社」、そして本殿に並ぶように建てられた重内平野を一望できる絶景スポット「重内展望台」でした。

 


明治25年頃、入植者の守り神として信仰の中心にしようと建てられた祠。その祠を祭ったものが「重内神社」の始まりだと伝えられています。

 

120年を越える時の重み、そして文字通りその時代に知内を「切り開いた」方々への想いを馳せながら、我々は210段も続く長い石段を一段一段登りました。

途中、歩みを止めて後ろを振り返ると、遥か彼方まで続く正に一直線の道。霞が掛かっていなければ遠くその先には津軽の山々を望むこともできた筈です。

歩を進める毎に次第に重くなる足、しかし、それは確実に本殿に近づいているという喜びに変わる疲労感でもありました。

 

重内神社本殿

眼下に重内平野と津軽海峡を望み、知内町の人々を見守るように建てられた本殿。

この日、私達は知内町の更なる発展と我々が目指すものの成就を祈りました。

 

重内展望台からの景色


本殿に並ぶように建てられた「重内展望台」。

自然の雰囲気を壊すことなく、景観を配慮した造りとなっています。

改めて、我々人間は自然から「間借り」をしているのだなと感じさせてくれるものでした。

 

重内展望台からの眺望です。

眼下にはキラキラと輝く水田、肥沃な畑、緑眩しい牧草地、そして彼方に霞む津軽海峡。

そこには北海道ならではの壮大な景色が広がっていました。

日々の悩みなど本当に些細なことのように思えてしまう程、そのスケールは圧倒的で美しく、言葉を失ってしまう程の絶景でした。

 

展望台からは雄大な山々を望むこともできます。

展望台の南側に連なる稜線、その先は北海道新幹線で繋がる青森の竜飛岬がある方角です。

 


展望台の裏には自然の樹木が押し迫り、まるで自らが山の一部になったような不思議な感覚に襲われます。

古来、日本では多くの人々が山岳信仰を持っており、山を神聖なものとして捉えていました。

この日、我々もこの場所で神神しい雰囲気を感じると共に、自分が何かに「護られている」ような感覚に包まれました。

 

静寂に包まれる中、時折聞こえてくる鳥のさえずりだけが我々と現実世界を繋いでいました。

知内町の雄大な景色を楽しみながら自らが自然の一部になったような不思議な感覚を味わうことができる特別な場所「重内神社」と「重内展望台」。

北海道新幹線で北海道を訪れる際は是非、お立ち寄り頂きたいおすすめのスポットです。

 

アクセス(北海道新幹線木古内駅より)

北海道新幹線の「木古内駅」からは11.4km、車で約18分です!

 

<追記>
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